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​アプリ開発の

きっかけや苦労

BiSE開発秘話 ~代表インタビュー

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フリーランスってラクじゃないよね、と思っているラクダです。今日は、BiSEの開発に関する背景や経緯を、代表の小林さんに聞いていきたいと思います。

こんにちは。小林慶志郎です。よろしくお願いしますー。

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BiSEを始めたきっかけ

~コミュニティの必要性〜

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では、早速お聞かせください。

このアプリはコミュニティを作っていくためのアプリだと思いますが、なぜ「コミュニティ」に目をつけたのでしょうか?

 もともと私自身、会社員として働いていたので、独立するにあたって人のつながりが生命線だったこともあり、それを新しく繋いだり、既存のつながりを強めていくようなサービスを作れないかというのは2年ほど前から検討していました。

 そして今のBiSEのイメージを漠然と考えていたタイミングで、新型コロナウイルスが出てきまして…。

 人に会うことのハードルが上がって、新しいつながりを作ることが難しくなっただけでなく、既存のつながりを維持するのも難しくなると感じました。強い関係を築けている人達とは問題ないのですが、薄くつながってた人達とのつながりがどんどん薄れていく感覚がありました。

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確かに、人と新しいつながりを作るのが難しくなっていますよね。

 そうなんです。だからこそ、新しいつながりを作りに行くのも大事ですが、もともと持っていたはずの、「前に仕事をした」とか、「同じ勉強会に通ってた」とか、そんな人たちとのつながりを再発掘して、改めてつながって、ちゃんと助け合いができればいいんじゃないか、と思ったんです。それが、BiSEのイメージを具体化、加速させました。

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Q:それでコミュニティを作るためのツールを作ろうと?

「コミュニティ」と言うと、仰々しく感じるかもしれませんが、ゆるく人とつながっておくためのプラットフォームがあれば、コロナだろうが、何だろうが、厳しい状況を乗り越え無きゃいけないときに、心強いだろうなと思ったのがきっかけでした。

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なぜ「アプリ」を作るのか

~既存ツールのストレス〜

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新しいアプリを作ろうと思ったのはなぜですか?

 仕事関係で、ゆるく人とつながりたいなと思ったときに、LINEだとちょっと距離感が近すぎるし、Facebookもプライベートが混ざってしまうので、嫌がる人も多いと思います。

 実際私もFacebookは様々な人間関係が混在してしまっていて、発信には気を遣いますしね。

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確かに、SNSは人間関係が混ざりがちですね。

 他にもチャットツールはたくさんあるんですが、ちょっと盛り上がると、通知が鳴りやまなくなるんです。で、通知を切ると、情報が流れていってしまって、必要な情報を見落としてしまったり。

チャットは、コミュニケーションツールとしては素晴らしいと思うし、もちろん私も使っています。

 ですが、やっぱり仕事に特化してないツールが多かったり、距離感がとても近い相手ならいいんですが、お世話になった方を自分のコミュニティに誘いたい時とかに、チャットだとちょっと難しさもあるので、仕事用との距離感でつながれるプラットフォームを作れたらいいなと思ったんです。

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BiSEはどんな点が、他のアプリと違うのでしょうか?

ツールとして、特にこだわりを持っているポイントは、

・仕事の観点で見たときに、適度な距離感で気軽につながれること。

・そのメンバーに気軽に質問したり、仕事の相談をできること。

・みんなに発信できるけど、自分に関係あるものしか通知は飛んでこないこと。

の3つですね。

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チャットツールとも、SNSとも違った感じですね?

 はい。そのために、いくつか指針を決めて開発を進めてきました。

 一つは、チャットツールほど温度感を高めすぎないこと。あまりリアルタイム性を求めすぎるツールにすると、「つながり」を意識したときに息苦しさを生む原因になると考えています。「既読」機能をつけないのも、それを意識しているからです。確認したことを伝えるには「いいね」を押してもらえばいいですからね。

 もう一つは、グループウェアのように機能を拡充しないこと。カレンダーやファイル管理機能があれば便利かもしれませんが、その分そこで何かを管理することが目的になりかねません。BiSEはあくまでつながりを維持しながら、必要なときにコミュニケーションを取れることを重視したいと考えて機能を絞っています。

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ところで、BiSEという名前の由来は何でしょうか?

「BiSE(バイス)」という名前は、自分のスキルを提供しあうとか、お互い助け合う、という意味を込めて、

Business Skill Exchangeとか、Business Support Exchangeの頭文字をもってきてつけた名前です。

 過去にnoteにも書いたことがあるんですが、単純に仕事の「取引」をするような関係性だけでなく、メンバー同士がお互いの持っている知恵やスキルを「貸し借り」できるようなコミュニティが増えたらいいなと思っています。

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ベースにある想い
~活き活きと働ける環境を作りたい〜
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続いて、開発に関する経緯について聞かせてください。

現在のアプリの形になるまでに、どんな検討があったのでしょうか?

 ベースには「働く人が活き活きと働ける環境を作る」という思いがあったので、フリーランスという言葉にこだわらずに、会社で働く人たちが活き活き働くという意味で、副業を支援できるようなサービスもいろいろと検討していました。

 

 BiSEも、今はフリーランスにフォーカスしたサービスとしていますが、フリーランスが働き方やすい環境を作ったり、フリーランスに対する偏見や恐怖を取っ払うことで、すべての働く人達の選択肢が広がっていくといいなと考えています。

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ベースにある想いについて、もう少し聞かせてください。

「働く人が活き活きと働ける環境を作る」という部分ですね。

けっこう長いこと、大手企業の大規模ITプロジェクトでマネジメント面のお手伝いをさせていただいていて、昔に比べるとだいぶ良くなったとは思いますが、それでも労働環境がいいとは言いにくい状態なんですね。

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ITのお仕事って、厳しいイメージがありましたよね。

 仕事で使うシステムって、どんなに便利になるとしても、新しいことを覚えなきゃいけないから煙たがられるし、どうせ新しくなるならということで無理難題を押し付けられがち、しかも動いて当たり前なのでミスも許されない。あくまで、「業務のためのシステム」なので、業務担当者に対して、システム担当者が強くものを言えない会社が多い。そんな環境でのびのび働くのは難しいですよね。それは構造上の問題なんですけど。

 そんな苦しみながら働いてる人達を見ながら、そんな人たちがもっと前向きに働ける環境を作りたいなーと考えるようになりました。

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フリーランス向けの本サービスとどう結びつくのでしょうか?

 BiSEはフリーランスにフォーカスしてプロモーションしていますが、会社勤めの方の副業もフリーランスと捉えていて、働く人が、複数のコミュニティ(居場所)に所属したり、そこで仕事が生まれるような流れを作れれば、目の前の苦しい仕事に追い詰められて、ツラい仕事に堪えるような日々から抜け出すきっかけを作れるんじゃないかと思っているんです。

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選択肢を増やしてあげる、というイメージですか?

 そうですね。それは、今の仕事を投げ出してフリーランスになるようなことをお薦めしているわけではなく、選択肢を持っている状態を作れればいい。

 そういう意味で、複数のコミュニティに所属したり、自分で自分の居場所を作ったりというのを、気軽にできるツールにしたいと思っています。

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開発における苦労
~手探りの苦しさをコミュニティが支えてくれた〜
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開発を進める中での苦労などがあれば教えてください。

 苦労だらけでしたね。

自分の頭で考えていくのは限界があって、アプリなんて作ったことないし、サービス開発もしたことない。なんなら、HPだって作ったことなかったですからね。

 開発は、昔からの知人のエンジニアと相談しながら進めているけど、本職はWebエンジニアだったこともあってアプリ開発は、思いもしない落とし穴がたくさんあって、かなり苦労しました。

思ったようにデータが並び替えられなかったり、プッシュ通知がうまく飛ばなかったり、「あれ?こんなことも気をつけないといけないんだ」みたいなことが山のようにありました。

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思った通りには進まなかったんですね。

 はい。まったく。

本音を言うと、機能は粗くてもいいから20年秋にはリリースしたかったんです。

ですが、なかなか思い通りいかず、20年末にリリース予定を伸ばして、それでもその段階だと最低限の機能の実装の目途も立たず、さらに2か月リリースを延期。その間も、お金は出ていきますからね。数ヶ月延びれば、数百万円の単位ですから、なかなか苦しかったです。

 けど、時間をかけた分、機能は最低限ですが、ちゃんと揃えられたと思っています。

まだまだこれから機能拡充していきますけどね。

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開発以外ではどうですか?

 開発以外でも、プレスリリースを出してみたら、広告営業がたくさん来て、少しお金を払って新聞広告出してみたけど、まったく反応が無かったり(笑)

 アプリのリリース申請一つとっても、何からどうしていったらいいのか、すべてが手探りですよ。

ほんとに、頭がパンクしてましたね。

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大変だったんですね。どうやって消化してきたのでしょうか?

 支えになったのが、BiSEの開発に興味をもって集まってくれたコミュニティのメンバーでした。

メンバーは私の知り合いと、その知り合いまでくらいですが、20年5月ごろにはコミュニティを立ち上げて、アプリ開発の七転八倒の様子を共有したり、機能がスッカスカの頃からアプリを使ってもらって意見を出してもらったりしていました。

 最近では、今後のビジネスとしての展開方法なんかについても一緒にディスカッションしたりさせてもらっています。

このメンバーがいたから、手探りも楽しめましたし、ツラいなーと思うことがあっても、踏ん張ってこれました。

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まさにBiSEの考える「コミュニティ」という感じですか?

 そうですね。

会社員も、フリーランスも、職種も、住んでる所もごちゃ混ぜのコミュニティですが、だからこそ貰えるアイデアの幅が広くて、すごく助けてもらっています。

 こういう仲間とつながっていられることが、私にとって、とても幸せなことですし、これがBiSEを通じて私たちが実現していきたいことなんだと、身をもって体感できています。

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今後の展開について

~コミュニティを活かすプラットフォーム〜

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今後の展開はどのように考えていますか?

 まずはクローズドなコミュニティで人とのつながりを維持する、というところにフォーカスしています。

 ですがコミュニティが存続するためには、何らかの共通の目的や、所属してることのメリットが必要になります。コミュニティ内で有益な情報発信をできる人がいたり、コミュニティ内で仕事がまわせるのであればいいですが、そんなコミュニティは希少だと思います。

 ですので、自分たちのコミュニティで解決できない問題を、BiSEの中にいる他のコミュニティに共有して、解決してもらえるような仕組みを作っていく予定です。

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コミュニティ内の課題を外注するようなイメージですか?

はい。これは逆にいうと、別のコミュニティから、仕事を受注できるプラットフォームになる、ということです。信頼できる人たちとコミュニティを組んで、その中でコミュニケーションを取れるというのが、ベースにあるコンセプトですが、そのコミュニティで仕事を取ってきて、その仲間たちと一緒に仕事をしていけたら、絶対楽しいですよね。そういうプラットフォームに育てていくことで、「働く人が活き活きと働ける環境を作っていきたい」と思います。

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なるほど、BiSEを通じて楽しく働く人が増えるといいですね。

今日はお話しを聞かせていただき、ありがとうございました。

こちらこそありがとうございましたー。

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